記念講演では、『東日本大震災 子どもたちを支え続けて』との演題にて仙台市教育局学校教育部 学びの連携推進室・佐藤淳一主幹よりご講演いただきました。
2011年3月11日。当時、石巻市立雄勝中学校長だった佐藤淳一氏は卒業生に心のこもった卒業式にしようと連日連夜、皆で準備をして、佐藤氏自身も人生初のピースサインをしながら子供たちと一緒に写真を撮りました。そのわずか1時間半後に東日本大震災が発生。そして、雄勝の町はその後の大津波によって壊滅的な被害を受けました。
まさに"絶望"といった状態の中、見えたのは、人の絆や子ども達の成長でした。佐藤氏は教育者として使命感を強くしていきます。
「生徒を笑顔にしたい」という一心で保護者・地域の人々と共に子ども達の心に寄り添い、子ども達を支え続けた激動の日々についてお話を伺いました。
掲載日:2014/10/11